先輩から学ぶ高校受験への心構え

私たちは、〇〇高校に〇名合格!とかいう、「君にとって」何の根拠にもならない合格実績など全く意味がない、と考えています。
そんなことより、先輩の努力の軌跡をほんの一部だけでも知っていただき、「君が」これから高校受験に向き合うための一助となることを願い、先輩からのメッセージと先生の考察をまとめました。
先輩からのメッセージ
誤字・脱字もそのまま掲載しています。










以下、先生の考察
勉強が好きな子なんて、一人もいなかった
進路のことや家庭での学習について、保護者の方とも何度も面談したり、メールやLINEでのやりとりを重ねることもありました。親も子も、私たちも、一緒になって悩み苦しんだ一年でした。
私たちは、君にとんでもない魔法をかけて、”勉強大好き成績がぐんぐん伸びる子”に変身させることなんてできませんでした。
勉強が好きです!なんて言う子は一人もいませんでした。
「勉強なんてやりたくない」
「苦手だから後でやる」
「私の成績が伸びないのは〇〇のせい」
「塾にも学校にも行きたくない」
と、みんな悩み、苦しみ、もがきながら、それでも懸命に努力を重ねていました。
君が一生懸命にがんばっていたのを知っているから、どこかの塾みたいな「勉強が楽しくなりました~!」とか、「簡単に成績が伸びました~!」とか、そんな嘘は、私には絶対に言えません。
「受験勉強は本当につらくてキツくて、めちゃくちゃ苦しかった! !」
でも、だからこそ、みんな自分で伸びていった
ふつう「塾ってどんなところ?」と聞かれたら、
”すごい先生がいて、魔法のようなとんでもない授業をしてくれて、通うだけでなにもせずに成績が伸びる場所!”
なのかもしれません。
でも、残念なことに、私たちの塾はそんなところではありませんでした。すごい先生もいないし、通うだけで成績が伸びることなんてありませんでした。
私たちは、塾とは「君がいつもより少しだけ勉強をがんばれる場所」だと考えています。
先生が君を伸ばす場所でもないし、ただ通うだけでは成績は全く伸びないのです。
”先生に何を教えてもらえるのか”ではなく、「君が塾で何を学ぶのか」が大切だと考えています。
今は、何でも一瞬で簡単に答えが手に入る時代です。”塾に通うだけで○○点アップ!”とか”テストで○○点上がる動画!”とか、学校の成績さえも一瞬で簡単に手に入るような、そんな気にさせる広告の塾があったり、とてもわかりやすい授業の動画を無料で観ることもできる時代です。
ただ、そんな時代だからこそ、
「君が自分の手を動かして、
本気で悩み、考え、勉強することで
気づいたことやわかったこと」
は、とても大きな意味を持っていると思います。
”先生”という存在は、君が勉強をがんばるための道具でしかありません。勉強は自分の力で考えなければ、できるようにはなりません。
うれしいことに、どの子もきちんとこのことを理解してくれていて、授業では、
・すでにわからない問題に印がついていたり、
・授業が始まるとすぐに質問してくれたり、
・わからない問題を納得できるまでくり返し質問してくれたり、
・「この問題はもうできるようになったので、こちらの苦手な問題に挑戦してみたい」
と、必要な勉強を自分自身で考えて授業を受けてくれました。
やっぱり努力は裏切らなかった
「家よりも集中できる」とのことで、自習に通ってくれた子もいました。
より集中して自学ができる場所として、自習席はとても有用なものとなっています。
毎日2~3時間以上利用していく人がほとんどでした。
塾から自習を強制することはありませんでしたので、みんな自主的にそれだけの勉強時間を確保していたことを考えると、受験勉強をこなすために必要な勉強量の目安として参考になるかと思います。
興味深いことは勉強時間は志望校の偏差値には全く関係ありませんでした。
すなわち、
”第一志望を偏差値の低い高校に下げたから、余裕だ!
もう勉強しなくても受かるだろう!(笑)”
な~んて、甘い考えは全く通用しなかったのです。
なぜなら、どの志望校にも
・君と同じくらいの学力の人が集まり、
・君と全く同じことを考えているのです。
同じレベルの集団から抜け出して合格を勝ち取るためには、これまで以上の努力が絶対に必要でした。
やる気の素は「志望校への想い」
合格の報告に来てくれた君は、大きな壁を乗り越えほっとした気持ちと、自分で志望し、自分の力で合格を勝ち取った志望校への期待と進学への決意が備わった、すばらしい表情をしていました。
そんなうれしそうな表情を見て思うこと、合否を分けたものは、きっとほんの少しの気持ちの差だったのでしょう。
暗く、険しく、つらい受験勉強を
「志望校へ行きたい!」という想いをいかに強く持って、自分自身を突き動かすことができたかどうか。
これが日々の学習態度はもちろん、入試本番の日の1点の差となって表れた気がしてなりません。

これから受験生になる君へ
志望校は”行ける学校”ではなく、「行きたい学校!」
過去に”やっぱり志望校を上げます!”と言った子はほぼいません。
なぜなら、初めに決めた志望校は自分が「行きたい学校」だからです。
いつも思い悩むのは、”志望校を下げるべきか”どうか。
大切なことは、
「志望校を下げるのは、いつでもできる。たとえ、出願の前日でも、いつでもできる。」
ということ。
行けない理由を探すよりも、その学校に合格するには何をするべきか、これから一緒に悩み、考えていきましょう。